【フォルクスワーゲン】ゴルフ・トゥーラン(初代TSI)
みなさんこんにちは😃
今日も名車を紹介していきます♪
本日の主役はこちら!ゴルフトゥーラン⛳️
趣向を変えてミニバンを見ていきましょう。
ドイツのミニバンには、日本と違いアウトバーンを走れるだけの性能が必要になります。
ただし、全世界のママさん達としては燃費は低く抑えたいところ。
ガムシャラに排気量を拡大すれば良いというわけではありません。
そのハードルを華麗にクリアし、ミニバンらしからぬ性能を持った名車ゴルフ・トゥーランを紹介しましょう!
この車の特徴は、
何といってもツイン・チャージドエンジンです。現行型は小型タービン1台で代用されていますが、初代はツインチャージャーでした。
「ツインチャージャー」と聞いてピンとこない人もいると思います。
そんな人のために、ちょっとメカニズムを解説しましょう。
ツインチャージャーとは、エンジンにスーパーチャージャーとターボチャージャーの両方を装備していることを示します。いずれもエンジンに更なる空気を送ることを目的とする過給機です。
スーパーチャージャーは、エンジンの回転と直に接続されており、機械的にタービンを回してエンジンに空気を送り込みます。
エンジンが動いてさえいれば確実に過給するので、低回転域に強いシステムと言えるでしょう。
しかし、高回転域になると、機械自体がスムーズな回転を障害する負荷になるというデメリットがあり、高回転では物理的に切り離す手法もあります。
対するターボチャージャーは、排気ガスの流れを利用してタービンを回して過給します。
排気ガスの勢いに依存するターボは、言うまでもなく高回転域に有利なシステムで、低回転域では殆ど作動しません。
加えて、昔のターボは、効き始めるといきなり馬力が上がり"ドッカン"とくる現象があるという気難しさもありました😓
そこで、ゴルフや系列車種のトゥーランでは低回転域でスーパーチャージャー、高回転域でターボチャージャーを用いて過給するツインチャージャーを開発したのでした。
一見メリットしかないように見えるツインチャージャーシステムですが、実はとても難しい技術です。
スーパーチャージャーは、ガソリンエンジン特有の細い低回転トルクを補う理にかなったシステムですが、めちゃくちゃ重いのです💦
他にもあります。
スーパーチャージャー域とターボチャージャー域のバランスが難しく、それらを切り離したり過給したりするタイミングを調節するには極めてsubtleな電子系統とsevereな機械が要求されます。簡単に言ってしまえば、めちゃくちゃ金がかかるのです💦
現在では小型のタービンを用いて低回転域から過給するシステムが開発され、スーパーチャージャーに取って代わっている例もあります。
トゥーランもその好例でしょう。
現行型では廃止されてしまったツインチャージャー搭載のトゥーランですが、フォルクスワーゲンの技術力を象徴する車と言って良いと思います。
たった1380ccの非力なエンジンから170馬力ものパワーを引き出し、1250rpmから最大トルクを発生。
7人乗りもできるミニバンであり、ツインチャージャーを搭載しながら、1.6tに車重を抑えている。
まさに神業です🙌
一推ししているこの車ですが、その昔、我が家のファミリーカーとして3台に渡り活躍しました。
トゥアレグ/リバティ/セレナ/キューブ
Q5/トゥーラン/ティグアン/プリウス
こんな車歴ですが、色々見てきた中でトゥーランが最もギャップ萌えする車でしたよ😘
現在、背の低いファミリーカーが消え去りつつありますが、トゥーランのように面白いミニバンも世の中には必要です‼️